オランダ 出産後シリーズ 1
赤ちゃんお披露目訪問の準備編

こんにちは!
オランダ出産トータルサポートサービスを提供するMIRAKUのドゥーラ朝倉麻耶です。

現在オランダの色々な出産シチュエーション、オランダ出産への道をシリーズでご紹介しています。

今回は、「オランダの出産後」のいろいろを書いてみようと思います。

やっと?とうとう赤ちゃんが生まれました!!
小さくて、ふにゃふにゃの赤ちゃんは、とても可愛くて、ずっと見ていても飽きませんよね。でも、ママとパパは、24時間休みなく繰り返す授乳におむつ替えで大忙し!

さあ、バタバタ新生児のお世話とは別に、何しなきゃいけない?
ママもパパも、家族も総出で忙しい日々が到来!

でも、オランダ人の家族、友人たちは、そうはのんびんとは待ってくれません!
出産直後、連絡を受けたら、小さくて可愛い盛りの赤ちゃんを見に、すぐに病院やら自宅にお祝いにやってきますよ。

日本人としては、ゆっくり産後の肥立ちを見て、落ち着いてからと思ってしまいますが、
ここオランダでは、みんなぞろぞろすぐに来ます。

準備1:出産報告カード

そのために出産報告カード((蘭)Geboortekaart) を準備しましょう‼‼‼
家族や親しい友達以外は、その出産報告カードを受け取ってから赤ちゃん拝見訪問に来ます。

出産報告カードには何を書く?

出産報告カードの記載内容をリストにするとこんな感じです。

  • 赤ちゃんの名前
  • 生まれた日時時間や場所
  • 体重と身長
  • ゲストが訪問しても大丈夫な時間
  • 自宅住所
  • ママとパパの連絡先
  • (必要なら)プレゼントリクエストリスト((蘭)kadolijst)も追加

出産報告カードを選びましょう

カードも色々あり、「コレ!」というのを探すのも、時間がかかるかもしれません。生まれてからカード選び始めるより、ある程度お気に入りのカードを目星をつけておくと、いざ注文するときにスムーズに行くでしょう。
色はもちろん、カードのデザインも、キュートなイラストのみ、赤ちゃんの写真を差し込めるもの、長方形、正方形等の二つ折りから、ポストカード、綴り折りの形があったり、バッチや小さいぬいぐるみがついたもの等。
上のお子さん目線で、新しい家族を紹介するものなど、色んな印刷会社が豊富な種類を提供しているので、探し出したら迷ってしまいます。
キャラクターものから、男子用に、車、恐竜、青や緑ベース、女子用に、ピンクや赤ベース、お花や人形だけでなく、ユニセックスにコウノトリ、黄色、ベージュ、ブラウンなど沢山あります。

私たち夫婦のカード選択

私たち夫婦が出産報告カード((蘭)Geboortekaart) を選んだポイントは、娘と息子の時とは別でした。

息子の場合
  • 可愛いイラスト
  • 正方形 (縦置きしやすい) 受け取る方も、届いたカードを家に最近いただいたカードコレクションということでリビングにデコレーションしてくださる方がいらっしゃるので。
  • そのイラストがフクロウであること。フクロウは、「福来郎」、「不苦労」などといった縁起の良いものだと聞いたので。
  • 日本名も印刷できること。
次は娘の場合
  • 何枚か赤ちゃんの写真が入れられる。
  • 綴り折りで、両面印刷。
  • 小さめの正方形。
  • 息子の時同様、日本名が印刷できる。

カード注文の流れ

好みのカードが選べたら、すぐオーダー!
いやいや、ちょっと待ってください。

まず、テスト印刷

何枚かで悩んでしまうママ、パパそして家族の意見もあるでしょうから、まず好みのカードでテスト印刷することをおススメします!
翌日?数日内には、テスト印刷の出産報告カード((蘭)Geboortekaart)が届くはずです。実際に手に取って、本当に日本名がキレイに印刷できているか、イメージしてたものか確認できるの良いと思います。
それで、「これでいこう!」となれば、本注文です。
カードデザイン、枚数(枚数が増えると、毎単価が安くなります)、文字フォント、カラーを決めます。

カードのオプション

そしたら、次はオプション。

  • 封筒付きにするのか、するなら、何色?
  • 普通の切手?それとも出産報告カード((蘭)Geboortekaart)専用の切手にしてもらうの?
  • 宛名書きもして直接、送りたい人に送る?

事細かに決めます。
カードを送付するだけでなく、職場に持っていったり、上のお子さんの学校に持参して報告します。

準備2:お家のデコレーション

次は、赤ちゃんが来ました!という、デコレーション。
英語の「It’s a boy!」やオランダ語の「hoera een meisje(女子)」の吊るしデコレーションや、コウノトリが赤ちゃんを運んでるイラストポスターなど様々です。それを自宅の通りに面してる窓などに飾り、リビングや赤ちゃんの部屋にも張ったりします。
オランダでは「誕生」は、大々的に報告して祝ってもらいます。
そのデコレーションを見て、ご近所さんがお祝いに来てくれたりします。

準備3:伝統おもてなしお菓子

最後は、オランダらしい出産訪問の伝統おもてなしお菓子、Beschuit met muisjes。一般的には、女の子はピンクの、男の子はブルーのパラパラmuisjesのトッピングをバターを塗ったビスケットにかけて出します。muisjesとは、砂糖とアニスを混ぜたものをカラーコーティングしたものです。

日本人には、少し癖のあるお味ですので、召し上がらない方もいらっしゃいます。
わたしも、基本、アニス味は不得意ですが、Beschuit met muisjesだけは、カリカリした食感で美味しく感じますし、お祝いのおもてなしお菓子ですので、喜んでいただきます。

近年では、王道のBeschuit met muisjesだけでなく、それを模写したクッキーやラムネなど色々なバリエーションが増えて、Beschuit met muisjesが苦手な方でも食べていただける、おもてなしお菓子を購入することもできます。

それが出来たら、完成です!

まとめ

訪問を受け入れるのは、気持ち的にまだ余裕がない!疲れる!と躊躇されるかもしれせん。ですが、オランダ人は赤ちゃんがいる家に、長居は致しません。もし、途中で体調が悪くなったり、疲れた時は、素直にゲストに伝え、パパや他の家族に任せて、お休みになられるか、帰っていただいても、ゲストは快く理解してくれるでしょう。それが、まさにダッチスタイル、無理せず自分を大切に!

ですので、みんなに赤ちゃんを披露して、沢山の方に赤ちゃんを抱っこしてもらい、話に花を咲かせて、ママもパパの幸せに満ちたら楽しい時間をお過ごしください。出産という特別なイベントの後のママには、特に良い社交復活でリフレッシュになると思います。

 

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