オランダ 出産シリーズ5
帝王切開

こんにちは!

オランダ出産トータルサポートサービスを提供するMIRAKUのドゥーラ朝倉麻耶です。


出産といっても、色んなお産がありますよね。

自然、無痛(和痛)、水中、催眠、帝王切開、それに加え、オランダでは、出産場所も選べます。

出産クリニック、病院、または自宅。

具体的に色々なシチュエーションを紹介しながら、オランダの出産をシリーズ化してお話していこうと思います。

第五弾目の今回は、帝王切開!

帝王切開でよくある不安

前回の逆子の出産方法に、予定帝王切開がありましたが、帝王切開になる妊婦さんは他のケースもございます。

お産は、始まってみない事には、どんな風に進んでいくのか、どんなエンディングになるかは分かりません。

もし、帝王切開で出産するとなったら。。。

  • 帝王切開でも立ち会ってもらえるの?
  • 麻酔って、全身?
  • オランダで帝王切開すると入院出来るの?

妊娠のお腹が大きくなるように不安や疑問も、大きくはち切れそうになる時がありますよね。

では、帝王切開になるのはどんなケースでしょうか。

帝王切開になるのはどんなケース?

どんなケースが帝王切開になりうるのか、前もって理解しておくのも、理想の出産にすべく手だと思います。

例えば以下のようなケースで帝王切開になったことがあります。

  • 逆子
  • 胎児が巨大
  • 子宮口拡張のペースが遅い
  • 帝王切開した経産婦

一つ目の逆子は第三弾でお話しました通りです。

今回は、その他のシチュエーションについて3名の帝王切開による出産を例に見ていきたいと思います。

E子さんの場合

E子さんの出産時の状況

  • 第一子妊娠38週0日
  • 病院での自然分娩希望
  • 胎児が巨大

検診毎に、助産師より「胎児が大きい」と言われ続け、「難産が予想される」とアドバイスを受けていました。しかし、予定日を前に破水、陣痛が訪れました。

お産が始まったので、自然分娩で行こうと話になっていましたが、あまりにも胎児が大きかったせいか、お産途中で帝王切開へ切り替えて、出産。赤ちゃんは五キロ超えと大きく、開腹の後、母が感染症になり、半月ほど入院しました。

F美さんの場合

F美さんの出産時の状況

  • 第一子妊娠41週5日
  • 自宅での自然分娩希望
  • 子宮口拡張のペース

予定日は過ぎていましたが、母子ともに健康良好だったので、自然分娩するつもりでいました。そして陣痛が始まりました。しかし、陣痛の強さは増すのに、肝心な子宮口拡張が進まず、約一日経過。医療チームは、母体の疲労を心配し、病院での帝王切開を決断し、急遽病院へ搬送。そして帝王切開でのお産。赤ちゃんは三キロ弱。開腹の後の感染症などもなく、即退院となりました。

 

G代さんの場合

G代さんの出産時の状況

  • 第二子妊娠38週5日
  • 帝王切開した経産婦
  • 医療チームより予定帝王切開アドバイス

第一子を帝王切開で出産から二年ほど、第二子との年齢差が短い。ということは、前回の帝王切開の傷口もまだ深い可能性あり。そういう場合は、オランダでは、予定帝王切開が一般的に勧められます。そして、出産予定日を待たずして、予定帝王切開でのお産。赤ちゃんは平均的な3キロちょっと。開腹の後の感染症などもなく、即退院となりました。

オランダでの帝王切開

帝王切開でも立ち会ってもらえるの?

パートナー、ドゥーラも立ち会うことが出来ます。やはり開腹するので仰々しく、少し怖く感じてしまうおかあさんもいらっしゃるので、精神的にサポートできるように、医療チームはパートナーやドゥーラと連携を取ります。

麻酔って、全身?

オランダでの帝王切開は、基本部分麻酔を使用し、医療チームは、どのように赤ちゃんが生まれてくるか妊婦さんに口頭で説明しながら進めます。

赤ちゃんが無事取り上げられたら、直ぐおかあさんに見せ、記念撮影などさせてくれます。

オランダで帝王切開すると入院出来るの?

バースホテル滞在の予定もなく、母子ともに健康状態が良好の場合は、オランダでは出産後、入院する必要はなく、すぐ自宅に帰ります。そしてクラームゾルフにケアしてもらいます。

お産は予定通りに進むとは限りません

今回ご紹介した例のように出産一つ一つ、色んな経過、そしてエンディングがあります。

昨今、インターネットや本などから、色んな出産について知る機会も多いと思います。

そしてそれによって、便利で役立つ情報を得ることも沢山あります、しかし、一方それと同時に、沢山のケースを知れば知るほど、不安や疑問も増えるてくるでしょう。「きっと大丈夫!」と思っていても、「本当?」「上手く行くかな?」「危険じゃないかな?」そんな気もちになったりするかもしれません。

そういう時に、妊娠出産の知識があり、妊娠、出産、産後を通してお母さんと一緒に過ごす、ドゥーラは心強い存在になれると思います。そして私はそういう存在であり続けたいと思います。

オランダで出産を
考えているのだけれど…

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